ファスティングの危険性

ファスティングについて

ファスティングについてご質問をいただきましたのでお答えします。

まず行(修行)、医療行為としてなさる場合以外のファスティングはお薦めしません。

日常生活のリズム、特に食生活のリズムはとても大切なものです。

ファスティングによる精神的作用が、一番心配です。

まず、規則正しい生活が優先です。決められた時間の食事摂取です。

血糖値や鉄分、ミネラルの摂取量、バランスを一定に保つことが大切です。

ファスティングは断食や代用食置き換えとして評価されています。少なくともダイエットにファスティング、特にミネラルや酵素を代用食として置き換えることは好ましいことではありません。

糖質制限ダイエット、プロテインダイエット、酵素ダイエットなどその活用方法は大変難しいもので一長一短があります。

そこで、レコーディングダイエットとプチ断食についてお知らせします。

瘦せている、あるいはやせ型の遺伝子を継承している場合、腕の肘の関節より腕の肉部分が極めて細くみえるものです。二の腕に脂肪が付きづらく、いわゆる節高になる場合は、まず一生太ることはありません。燃焼システムが違っているからです。

一般的に体重や見た目の太り方が気になる女性の場合、脂肪と運動、食事と燃焼、つまりカロリー消費に燃焼システムが作動していない場合が多いのです。

毎日体重を測定し、食事の全内容を記録すれば、体重減少はできます。

最も効果のあるダイエット法ですし、他のダイエットと組み合わせることができます。

プチ断食は本来のファスティングの趣旨に近いものです。

断食が始まったのは、イスラム教や仏教によるところが多いです。

ベジタリアンと共に、断食はヨガの中でも薦められている行法です。

行とは身体性、精神性を高めるものです。

ヨガや、アーユルヴェーダ、ホリスティック医学、漢方の考え方では、浄化、クレンジングというもので、身体から毒素、不必要なものを排出すための方法として用いられてきました。特に、腸の浄化、クレンジングです。

カニババを排出するという考え方もあります。

まず、プチ断食を採り入れる方向で考えてみます。

定期的に同じ時間に食事しているとすれば、一食抜かすとお腹が空いてぐーっとなることがあります。これは、食事を必要としているサインであり、精神的に空腹感から栄養補給のサインを受けていると言えます。

この空腹感を週に1~2回感じることは身体にとても大切なものです。

この時、空腹感と共に体温低下と水分不足が起きます。

これを続けることは良いことではありません。

ダイエットやクレンジングで大切なことは体温を下げないことです。

 

プチ断食中は水の代わりに白湯を飲むことが重要です。冬は胃腸を壊す原因になり、消化不良や吸収不調を起こしやすいので、肝臓付近や手足・足先を冷やさないことです。

次に運動をすることをやめないことです。少なくとも散歩やいつも行っている準備運動続けましょう。

一回きりの断食は断食ではなく、むしろ太る原因になります。

金曜日の夜は水分を多めにとり、寝る前に蜂蜜牛乳などを飲むことをお薦めします。生姜糖湯でも構いません。

土曜日水を多めにとり、ヨーグルトやフルーツを食べましょう。

昼を抜いて昼夜の中間くらいに豆腐、海藻、ショウガ、こんにゃくなど、またスープを食塩摂らず食べましょう。プルーンやアボガド、キウイなども良いと思います。

夜は根野菜のスープなどを飲み、何も食べません。

日曜日の朝はヨーグルトや蜂蜜牛乳だけを飲み、お昼の食事をしません。

夕食は早めにおかゆや重湯を食べて、食物繊維を少し摂りましょう。バナナなども良いでしょう。

月曜日からは普通の食事に戻しても大丈夫です。

これを毎週ではなく、月2回くらい行うとクレンジングできます。

酵素やプロテインを飲む方法は基本やめた方が良いと思います。

下痢や宿便が大量に出るため、瘦せたように勘違いしますが、単に体温を下げ、血流を低下させ、ミネラル、マグネシウム、カルシウムを排出してかえって後で体重増になる可能性があります。

それが健康を害する可能性があります。身体や健康は、自然であること、人間動物としての自然でストレスのないことがとても優先的で大切なことです。